歯列矯正

なぜ歯列矯正が必要?

歯医者で治療をする女性

歯列矯正は子どもがしているというイメージが多いですが、近年では大人の歯列矯正を受ける人が増えています。 見た目がキレイになるだけでなく、身体の健康にもつながります。

歯並びの悪化

顎で噛む力が弱くなると歯並びが悪くなり食事をするのに不便な思いをします。また見た目も悪くなるので審美的な問題も起こります。 それだけならまだしも、体全体の姿勢や視力にまで悪影響を及ぼすので健康的な生活を望むのなら早めに正すべき器官なのです。 噛み合わせが悪いために偏頭痛が起こる、なんて話もありますし食べ物を消化することだけの問題ではありません。 ではなぜ歯並びの悪い人が増えているのか、それは噛む力をそれほど要しない食事を摂ることが多くなったからと考えられています。 腕立て伏せをやれば腕の筋肉が発達するように、顎の筋肉をたくさん使えばその部分が強化されて立派な歯を形成してくれます。 逆に柔らかいヨーグルトばかりを食べていると顎の筋肉は鍛えられず、そこから生えている歯も弱々しい姿になるのです。 使わなければ退化するのは他の人体の部分にも言えることで、丈夫な歯と歯茎を必要としない生活を続けていればそこは弱体化していきます。 これが現代人に歯並びが悪い人が多い理由で、全ての人がそうではありませんが発生率が高くなった理由とされています。 そうならないためにも子供の頃からお煎餅やスルメを食べて鍛えなければなりませんがそれでも気を抜いてしまうと、歯列の良くない人になってしまいます。 そこで歯科医院の歯列矯正なのです。

矯正治療の効果

歯列矯正を歯科医院でしてもらったらどんないいことがあるのでしょうか。 まず毎日のお食事がおいしく食べられるようになるので楽しみになります。 噛み合わせの悪い歯で苦労して噛み切っていた物をあっさりと食べられるようになるので、好物の種類も増えるのではないでしょうか。 それまでは硬いお肉が苦手で朝食にジンギスカンが出てきたら朝ごはんは抜きにしていた人も、矯正治療を受けてからはモリモリ食べられるようになります。 これは歯並びが良くなると全ての歯を使えるようになるからで、力が均等にかかり無理なく食物を噛み切ったり噛み砕くことができるからです。 そして審美的にも改善されるので、人前で大口を開けて見てもらいたくなります。 見てもらいたい欲求がうまれることはそんなにいいことではありませんが、それが恥ずかしくなくなるのが利点として挙げられます。 醜い歯並びを見られたくないから話をすることに消極的だった人が、矯正治療を受けてからはグイグイみんなとの会話を引っ張るようになった、と大変身することもあり、活発な性格に生まれ変わるきっかけにもなるようです。他にも各所の健康に関わる顎と歯なので、姿勢が良くなったり視力が回復することもよくあると歯科医師の先生に聞いたことがあります。 骨を正すことになるので整体のような効果もあると解釈しておけばいいでしょう。このように様々な効果が期待できるのです。

治療の流れ

まずは電話などで初診の予約をすることから始めます。 いきなり歯科医院へ乗り込んでもいいですが、もしも混んでいたら何時間も待合室で座って週刊誌を読んだりテレビを観て無駄な時間を過ごすことになるので、 あらかじめ足を運べそうな時間が分かっているのなら予約を入れておいたほうがストレスもなくていいでしょう。 長時間待合室で待機していれば泣き叫ぶ子供の姿を目にして不安になったり、後ろ向きな思考が生まれてくるかもしれません。 なので可能ならぜひとも初診の時は予約しましょう。 病院に到着したら受付でその旨伝え、自分の名前が呼ばれるのを待ちます。 呼ばれたら診察室へ入って歯科医師さんにこちらの要望を伝え、今の歯並びを診てもらいますがレントゲン撮影をすることもあります。 歯医者さんがこちらの状態を把握したらどんな治療計画にするかを決めていきますが医師の意見に従えばまず間違いはないでしょう。 納得できたら矯正治療開始となりそこから何ヶ月か定期的に通院することになりますが、治療のたびに次回の予約を入れるので予定に変更がなければ以後は病院に電話をかけることもありません。 治療が全て終わったら矯正した部分が元に戻ってこないかをたまに検診しますが、安定して定着したらそこで終了となります。